【アートメイクのやり方】施術方法や最新技術・キャリアの始め方や店の選び方を紹介 | アートメイクスクール

【アートメイクのやり方】施術方法や最新技術・キャリアの始め方や店の選び方を紹介

アートメイク知識

アートメイクは美容クリニックで人気メニューのため、最近ではアートメイク専門のクリニックも多く存在します。

そのため、これからアートメイクの施術を受けたいという方や、アートメイクを学んでアートメイクアーティストを目指したいという方も多いでしょう。

そこで今回は、アートメイクのやり方を中心に、施術方法や最新技術、お店の選び方などを紹介します。

アートメイクとは

アートメイクとは、メイクをしているような状態を眉やアイライン、リップラインなどに描く美容施術です。

アートメイクを施せば汗や水などで落ちることなく、メイクをしたような状態を維持することができます。そのため、朝のメイク時間の短縮になることや、素顔にも自信が持てるようになるといったメリットがあります。

アートメイクの施術方法は、針など専用の機器を用いて肌の浅い部分に染料を入れて着色していく方法になります。肌に着色する方法では刺繍(タトゥー)もありますが、アートメイクと刺繍は異なります。

刺繍は一度着色すればレーザーなどで除去施術を行わない限りは消えることがありません。しかし、アートメイクは肌のターンオーバーによって徐々に薄まっていきます。そのため、流行メイクなどの不安を抱えることなく施術を受けられます。

アートメイクは医療行為とされているため、施術をするには医師もしくは看護師の免許が必要です。アートメイクアーティストになるには、医師や看護師の資格を取得した後、アートメイクスクールなどで知識や技術を学ぶことが一般的です。

アートメイクに使用される道具(必要なもの)

アートメイクの施術を行うためには、いくつかの道具が必要になります。アートメイクに使用する基本的な道具として次のものが挙げられます。

機材

手彫り

手彫りとは、手彫り専用のペンフォルダーの先に様々な種類の針をつけて施術をしていく方法です。 使用する針や動かし方により、2Dから4Dまで、毛並みからパウダーまで様々な施術方法を表現することが可能です。 眉のみでなく、アイラインの施術にも用いている技術者もいます。

手で描く技法だからこそ、技術者のスキルに仕上がりが左右されると言えます。眉の輪郭内に色を入れていくパウダーブロー技法では手彫りを行う技術者は少なく、マシンで行われることが多いです。

手彫りで行う技法は、3Dや4D と呼ばれる毛並みを描く技法が中心になります。

マシン

アートメイクは手彫りだけではなく、アートメイク専用の医療マシンで施術を行うことも多いです。マシンの先端には針がついており、高速に動きながら着色を行っていきます。

マシンだからこそ一定間隔で規則的に皮膚へ着色することができ、手彫りよりもムラが少ないと言えます。

また、手彫りに比べると施術時間が短く済むというメリットもあります。マシンでは毛並みとパウダーブローのどちらも描くことができますが、とくにパウダーブローはマシンの方が柔らかい表現ができます。

アナログマシンとデジタルマシン

アートメイクのマシンと一言でいっても、マシンにはさまざまな種類があります。大きく分けるとアナログマシンとデジタルマシンの2種類となり、特徴が異なります。

アナログマシンは古いタイプのもので、針が振れやすいので間隔のバラつきや、施術を受ける人の痛みなどが問題点として挙げられます。

一方で、デジタルマシンは新しいタイプなので、ムラなく均一に着色しやすいという特徴があります。従来のマシンよりも振動が少ないので肌へのダメージも少なく、強さの調整などもできるマシンもあります。

クリニックによって取り扱いのあるマシンは異なり、タトゥーマシンに近いものを使用しているケースもあります。

麻酔

アートメイクでは針を用いて施術を行うため、多少なりとも痛みが生じます。

痛みの感じ方には個人差があるため我慢できる程度の痛みだと考える方もいれば、マシンを弱くしても痛みを感じる方もいます。

ほとんどのクリニックでは麻酔を用います。これはサロンではなく医療機関であるクリニックで施術を受けるメリットの一つでもあります。

麻酔はクリームタイプと注射タイプの2種類があり、クリニックごとにどちらのタイプの麻酔を用いるのか選択肢は違います。

クリームタイプの麻酔の方が手軽なので利用されることが多いですが、唇のアートメイクの施術では注射タイプの割合が高いと言えます。

患者様のアレルギーなどに応じて使い分けが必要になるため、あらかじめカウンセリングで体調やアレルギーの有無などを聞いておく必要があります。

色素

アートメイクでは、皮膚に色素を入れることで着色していきます。アートメイクではアートメイク用色素を用いますが、その中でも大きく分けるとオーガニックとインオーガニックがあります。

オーガニックは有機化合物となり、炭素や自然抽出物などが配合されています。一方で、インオーガニックは無機化合物となり、酸化鉄などが配合されています。オーガニックの方が安全に聞こえますが一概にそうとも言い切れません。

クリニックごとに用いる色素は異なるため、施術を受ける時にはカウンセリングの際にどんな色素を使っているか確認をすると良いでしょう。

最新のアートメイク技術

眉のアートメイクには、パウダーブローや3D・4Dといった技術があります。

これらの技術名は日本で明確な定義がなく、同じ内容の施術でもクリニックごとに名前が異なるケースもあります。

一般的にどのような技術があるのか、最新のアートメイク技術について見ていきましょう。

パウダーブロー

パウダーブローはクリニックによって、2Dやパウダーなどとも呼ばれる技法です。

主にマシンを使って眉の輪郭の中にドットで色を入れていきます。

まるでパウダーでアイブロウメイクをしたような仕上がりになり、他のアートメイク技法よりもメイク感が強めに出ると言えるでしょう。

マシンのみで仕上げることが多いため、施術時間や痛みも短時間で済むことが多いです。

3Dストローク

3Dストロークは一般的には毛並みのみで眉を再現する手法を指します。

クリニックによっては4Dや6D、毛並み、マイクロブレーディングなどと呼ばれることもあります。

眉毛の一本一本の毛を手彫りやマシンで描いていくため、自眉が生えているかのようなナチュラルな仕上がりになることが特徴です。

化粧をしていない状態でも自然な眉毛のように見せることができます。

4Dストローク(パウダー+3D)

4D ストロークは一般的に、3D技法にパウダーブローを加えた方法です。

クリニックによってはミックスやオリジナル、オーダーメイドなどとも呼ばれます。

パウダーブローで眉毛の輪郭を整えながら、3D技法で眉毛の毛並み感を出していくため、立体感がありながらも自然な仕上がりにすることができます。

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アートメイク施術の流れ

アートメイクの施術を受けたことがない場合、どのような流れでアートメイクの施術が行われるのか不安に思う方も多いでしょう。

そこで、まずはアートメイクの施術の流れから知っておきましょう。

お店・アーティスト選び

アートメイクの施術を受けるためには、施術を受けるお店や、担当のアートメイクアーティスト選びを行う必要があります。

お店ごとに取り扱う色素やマシン、技法は異なりますし、アーティストごとに経験や技術力も異なります。そのため、お店のホームページなどで使用するマシンや色素の種類などを確認しましょう。モニター症例の写真では、アーティストの技術も確認することもできます。

施術者からのカウンセリング

お店選びをした後は、まずカウンセリング予約を行います。

そして、カウンセリングでアートメイクの施術方法や注意点、デザインのパターンなどについての説明があります。カウンセリングではアートメイクについての疑問や不安点についても質問することができるので、じっくり話を聞いて相談してみましょう。

医師からの問診

アートメイクは医療行為になるため、施術をする前には医師による問診が行われます。

体調の確認や、施術箇所の状態の確認、薬の服用や治療中の病気の有無、妊娠の有無などの確認が行われます。何かアレルギーなどの問題点がある場合には、問診の際に医師へ相談してください。

デザイン決め

アートメイクの施術を受ける際には、デザイン決めは非常に大切な工程です。

どのようなデザインにしたいのか技術者に相談しながらデザインを決めていきます。実際にデザインを描き、修正しながら理想の眉のデザインに近付けていきます。

デザインだけではなく、色選びも重要です。カラーリングした髪の色に眉の色を合わせるケースもあれば、肌の色や眉の色に合わせた色を選ぶケースもあります。

また、眉の濃さやグラデーションなどデザインは幅広くなっているため、あらかじめ理想の眉の顔写真などを調べておくと決めやすいでしょう。

麻酔クリームの塗布

施術前には施術箇所に麻酔クリームを塗布します。麻酔の有無はクリニックごとに異なり、麻酔がオプションになっているケースもあります。

眉のアートメイクは麻酔無しでも痛みに耐えられるという方も少なくありませんが、痛みに弱い方は麻酔の使用をおすすめします。

麻酔無しで施術を行い、痛みがあった場合には施術者に伝えて麻酔塗布してもらうことも可能です。また、麻酔をしていても施術中に麻酔が切れてきてしまうこともあります。その場合には、早めに申告して麻酔を追加してもらいましょう。

施術実施

麻酔が効いてきたことを確認したら、実際に施術を行っていきます。デザイン決めで最終的に決まったデザインに沿って、色素を肌に入れていきます。

施術時間は施術箇所や技法によって異なりますが、初回でカウンセリングも含めると全体で2時間前後が平均となります。

色素を入れた後の対応はケースバイケースになります。クリニックや状況に応じて、色素が浸透するように色素パックを行ったり、左右のバランスなどを確認して調整したりします。

術後のケア

施術後の肌は敏感になっているため、強くこすったりすることのないようにしましょう。当日に洗顔をすることはできますが、傷口に細菌が侵入しないようにするためにも入浴は避けましょう。

施術箇所が乾燥しないようにしっかりと保湿をしましょう。かさぶたが生じるケースもありますが、無理に剝がすようなことは避けてください。

また、クリニックで処方された軟膏などがある場合には、施術箇所に塗ります。

2度目の施術(約1ヶ月後)

アートメイクは一般的に、2~3回にかけて施術を行います。2度目の施術は約1ヵ月後となり、1回目の施術と同じように麻酔を塗布してから色素を入れていきます。回数を重ねて施術を行うことで自然で美しいアートメイクに仕上げることができます。

アートメイクでお店選びに失敗しない方法

アートメイクで失敗しないようにするには、お店選びが重要なポイントになってきます。アートメイクのお店選びでは、どのような部分に注目すべきなのでしょうか?

在籍アーティストの症例写真を確認する

アーティストごとにスキルやセンスは異なるため、在籍アーティストの腕を確認しておく必要があります。アートメイクのお店のホームページでは、在籍アーティストが過去に施術をした症例写真などが確認できることが多いです。

ホームページで症例写真を確認し、カウンセリングなどでも過去の症例写真を見せてもらうようにしましょう。そうすれば、仕上がりイメージもつきやすくなります。

不安や心配なことがある場合には妥協せず、担当者の変更を申し出るようにしましょう。

カウンセリングに自分の意思をしっかり伝える

アートメイクのお店選びでは、施術を受けることを決める前にカウンセリングが行われます。

どのクリニックでもトラブルなどを避けるためにカウンセリングで事前に説明などが行われるので、カウンセリングでしっかり話を聞き、疑問点や不安点を解消するようにしましょう。

どのようなデザインにしたいのかという希望など、自分の意思をしっかりと伝えることが大切です。

アートメイクアーティストになる方法

アートメイクの施術を行うアートメイクアーティストは、需要が高まっています。

そのため、アートメイクアーティストになりたいと考えている方も多いでしょう。アートメイクは医療行為になるため、医療従事者であることが前提になります。

医療従事者からアートメイクアーティストになるためにはどのようにすればいいのでしょうか?

研修制度ありのクリニックに就職する

クリニックで研修制度を設けているケースがあり、働きながらクリニックで研修を受けることができます。スクールに通う必要がないので受講料も発生せず、研修後はそのままクリニックでアートメイクアーティストとして働けます。

しかし、研修制度があるクリニックへの就職は狭き門と言えます。求人を見つけても、人気のためすぐに締め切りになってしまうケースも多いです。そのため、求人と応募のタイミングが合い、高い競争率の中から選ばれなければなりません。

スクールに通う

アートメイクアーティストになるためには、スクールに通うことが一般的です。アートメイクスクールと呼ばれるスクールが日本全国には多数あり、最近ではオンラインで受講できるスクールも多いです。

アートメイクの知識や技術などを学ぶことができ、スクールによっては就職や転職のサポートも行っています。スクールに通う期間はスクールやコースごとに異なり、数日~数カ月で修了できます。

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まとめ

アートメイクの技術は進化しており、一般的にも美容施術として定着してきています。

アートメイクの仕上がりはアーティストの腕やセンスにかかってくるため、施術を受ける場合にはクリニックやアーティスト選びが重要になってくると言えるでしょう。

アートメイクアーティストを目指したいという場合には、自分の希望に合うカリキュラムや受講スタイルのスクールを探してみてください。

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