近年、美容医療の人気が高まっており、施術を受ける人も増えています。
さまざまな美容医療がある中でも、アートメイクの施術に特化したアートメイクアーティストという職業があることをご存知でしょうか?
アートメイクアーティストは看護師や医師しかなることができない職業であり、看護師からアートメイクの施術者を目指す方も少なくありません。
そこで、気になるアートメイクアーティストの年収や求人について紹介していきます。
アートメイクアーティストの給料は高い?
アートメイクアーティストというと、特殊な知識や技術が必要になります。
そのため、給料は高いのではないかと期待する方も多いでしょう。
アートメイクアーティストの初任給の平均は30~35万円です。
アートメイクアーティストも一般的な他の仕事と同様に、最初は試用期間や研修期間を設けているクリニックが多くなっています。
試用期間は1~3カ月を目安にしているクリニックが多いのですが、研修の進行によって期間が異なってくるため、試用期間は個人差があると言えるでしょう。
この試用期間中は5万円程度給料が低くなりますが、クリニックによっては試用期間中も本採用時と同条件の場合もあります。
アートメイクアーティストの場合、給与は基本給プラス技術手当の金額です。
つまり、技術によって増額が期待できるということになります。
初任給の平均は30~35万円ですが、施術技術が認められればすぐに昇給する可能性もあるのです。
給与額に技術手当が含まれているクリニックもあれば、別途技術手当が支払われるクリニックもあるので、求人の際には手当についてあらかじめ確認するようにしましょう。
また、試用期間が終わればインセンティブがつくようになるクリニックが多くなっています。
このインセンティブで大きく給料の差が出てくると言えるでしょう。
アートメイクはアーティスト指名が入ることが多く、指名数がインセンティブに繋がります。
インセンティブはクリニックによって異なるだけではなく、指名や施術数で変動するため一律ではありませんが、多ければ給料に数十万円プラスされることもあります。
そのため、多くの指名を獲得するためにもセルフプロデュース力が非常に大事なお仕事だと言えます。
看護師の年収との比較
看護師を経てアートメイクアーティストを目指すことになるため、看護師との年収の違いが気になるという方も多いでしょう。
厚生労働省の調べによると、看護師の平均年収は490万円です。
ボーナスを含む金額なので、月給にすると平均33万円前後であることが分かります。
看護師からアートメイクアーティストに転職すれば、試用期間は20~30万円の給料になるので下がってしまいます。
しかし、試用期間が終われば技術手当やインセンティブなども加わることで給料は上がると考えられます。
アートメイクアーティストの仕事は技術が重要視されるため、アーティストとして一人前になれば看護師の中でも給料は高くなることが期待できるでしょう。
ただし、技術には個人差があるため、給料の上り幅も人によって異なると言えます。
アートメイクアーティストになるメリットやデメリット、転職方法が気になる方は以下の記事をご参照ください
ベテランと新人、都心と地方で収入格差はある?
どんな仕事でも新人とベテランでは給与に差があることが多く、職歴が長くなれば昇給や昇格するものです。
アートメイクアーティストも職位やランクで収入に差があります。
クリニックによってアートメイクアーティストの職位やランクなどの分け方は異なりますが、「ジュニアアーティスト」や「トップアーティスト」「マスター」などのランクに分けられます。
そして、ランクによって施術値段が異なる設定になっており、アーティストの報酬ももちろん変わってきます。
さらに指名料などもプラスされ、ベテランになり指名が増えるほど収入は増えると言えるでしょう。
また、他の仕事では都心と地方では収入に差があることも多くなっています。
しかし、アートメイクアーティストの場合は地方だからといって年収が低いとは限りません。
都心とは異なり地方はクリニック自体が少ないため、競合するクリニックも少なくなっています。
そのため、プロモーションの上手なクリニックであれば来院客も多く、高収入を得られる可能性もあります。
未経験者の求人はある?
未経験ながらもアートメイクアーティストとして勉強しながら働き、アートメイクアーティストを目指したいという方もいるでしょう。
クリニックによっては未経験者を社内で育成するようなケースもありますが、多くはありません。
もし育成をサポートしてくれるクリニックがあっても求人の競争は激しいと予想されるため、応募しても採用されるとは限りません。
また、求人を募集しているタイミングもクリニック次第になるため、募集を需要次第で止めたりすることもあります。
そのため、アートメイクスクールで学んでからアートメイクアーティストを募集している求人を探す方が確実に仕事を探しやすいと言えます。
また、アートメイクを実施する病院は一般的に美容クリニックです。アートメイク経験が無くても美容クリニック経験があるとアートメイクメニューのある美容クリニックでも採用されやすいです。
ただし、スクールに通えば絶対にアートメイクアーティストになることができるとは言い切れないので、スクールで就職支援などをチェックしながら就職先を探すようにしましょう。
アートメイクアーティストを目指したくても情報が足りていなくて踏み出せない方にはキャリアアドバイザーの無料相談がおすすめです。アートメイクアーティストの待遇やキャリア観等を詳しく解説し、場合によってはおすすめのスクールや転職先を紹介してくれます。
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アートメイクで年収1,000万円は超えられる?
アートメイクアーティストとして活躍し、高収入を得たいと考える方も多いでしょう。
アートメイクアーティストとして年収1000万円を超えられるのか気になるという方もいると思います。
実際にとあるクリニックでは、上位ランクのアーティストがインセンティブなどを含め、年収1020万円だったという例も掲載されています。
そのため、お客様からもクリニックからも求められるようなアーティストになり、トップランクの職位になることができれば年収1000万円も夢ではないかもしれません。
もちろんクリニック側の労働条件などによって給与やインセンティブ等が変わってくるため、売上の何割程度が給与になるのか就職前に把握しておくべきと言えるでしょう。
収入に個人差はある?
アートメイクアーティストは技術が求められる職業なので、自身の腕前によって収入が異なります。
経験を積めば収入が高くなるというよりも、技術を磨き指名のお客様がつくほど収入が高くなる可能性があります。
技術面ももちろん重要ですが、顧客や指名を増やすためにはセルフプロデュースも大切だと言えます。
インセンティブや技術手当の金額を高めるためにも、自分の強みや特徴を見つけてアピールすることが大事です。
アートメイクアーティストとして成功する秘訣
アートメイクアーティストは未経験からクリニックで勉強しながら働くことは難しいものの、アートメイクスクールで勉強した後であれば採用してくれるクリニックの幅も広がります。
美容クリニックの看護師や准看護師の求人とは異なり、技術手当やインセンティブなども発生するため、給与は高額になることが期待できるでしょう。
アーティストとして成功するには技術を磨くことや、顧客や指名客を増やすためにセルフプロデュースをすることも必要です。
他のアーティストと差別化することや、強みを見つけてアプローチをしましょう。
まとめ
アートメイクアーティストは看護師から転職すれば最初は試用期間により給与が下がってしまいますが、試用期間が終われば技術やセルフプロデュース次第で高収入が期待できる職業です。
美容医療が注目される中でアートメイクの人気も高まっており、今後はさらにアートメイクの需要も高まってくることが予想されます。
アートメイクアーティストとして成功するためにも多くの奨励を積み、自分の強みを探し、アーティストとしてのランクをクリニックの中で高めることを目指しましょう。